環境影響

1枚のTシャツを作るにあたっての環境に対する影響を考えたことはあるでしょうか。正直なところ、私はまったく考えたこともありませんでした。しかし、今回シャツについて調べていくうちに、意外なことが分かってきました。

私たちが普段何となしに着ているTシャツですが、1枚作るのに綿花が約200g必要となります。これだけのことでしたらさほど影響は無いように思うのですが、実はこの綿花200gを作るために化学肥料や農薬が150gも使用されているというのです。綿製品は化繊に比べて肌触りもよく、自然の産物のようなイメージを持ってきた私としては、大変な衝撃でした。そしてもちろんのこと、その農薬まみれの綿花を直接使用できる訳もなく、様々な工程を経て手元に届くのですが、その最初の工程として洗浄があります。すると、農薬や化学肥料は水で洗い流されるのですが、排水は高濃度の汚染水として流されます。きちんとした汚水処理施設があるところはほんのわずかなため、ほとんどは工場付近に設けられた汚水槽のようなところに雨ざらしで溜められるだけだそうです。この水を野生の鳥や動物が飲みに来ることもあるそうで、飲んでしまった生き物はたちまち死んでしまうそうです。私たちの生活には無くてはならない木綿ですが、こんなに恐ろしい工程を経ているなんて全く知りませんでした。オーガニックコットンというのが人気ですが、こちらはできるだけ自然な栽培方法で作られているために、害虫や気温の変化に弱く手がかかるので、収穫される綿花の量も少ないことから、製品として売られているものがほかの綿製品に比べて高いのもうなづけます。

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